押し間違いを防ぐ!cTraderでクイックトレードの設定方法
ワンクリックで注文できるという便利さが、時に、押し間違いを引き起こすことにあります。
しかし、cTraderではクイックトレードの設定を行うことで、意図しない押し間違いを防ぐことができます。
このページでは[設定]の中にある[クイックトレード]について説明します。
具体的には、
・クイックトレードの設定方法
・適用される場所
・クイック取引モード
・注文タイプの設定
の4つに分けて順に説明します。
【関連動画】
Youtubeの概要欄に目次があります。活用していただけると幸いです。
目次
クイックトレードの設定方法
手順
①[設定]をクリックします
②[アプリケーション]の中にある[クイックトレード]を選択します
③好みの取引モードにチェックを入れましょう
④最後に[適用]を左クリックしましょう
❶手順1/4
[設定]をクリックします
❷手順2/4
[アプリケーション]の中にある[クイックトレード]を選択します
❸手順3/4
好みの取引モードにチェックを入れましょう
❹手順4/4
最後に[適用]を左クリックしましょう
適用される場所
cTraderにはクイックトレードを利用できる場所は主に
・チャート
・マーケットウォッチ
・トレードウォッチ
・板情報
の4つです。
チャート
マーケットウォッチ
トレードウォッチ
板情報
マーケットウォッチの板情報だけでなく、記号パネルの板情報にも適用されます。
クイック取引モード
クイックトレードの取引モードについて5つ説明します。
・ワンクリック
・ダブルクリック
・無効
・警告なしにすべてのポジションを閉じる
・警告なしにすべての注文をキャンセルする
説明を見る際に、ぜひ、マウスカーソルの右下あたりに注目してみてください。チェックマークが確認できます。
・ワンクリックの場合、チェックマークは一つ
・ダブルクリックの場合、チェックマークは2つ
・無効の場合、×マーク
クイックトレードできる場所には、マークがあるので確認してみましょう。
ワンクリック
1回のクリックで注文や決済がされます。
ダブルクリック
2回連続のクリックで注文や決済がされます。ダブルクリックに設定しておくと、押し間違いを防ぐことができます。
無効
クリックすると、新規注文ウィンドウが表示され、すぐに注文や決済されることはありません。
警告なしにすべてのポジションを閉じる
[全ポジションをクローズする]を選択した時に、確認のウィンドウが出るかの設定です。■にチェックを入れると、ウィンドウは表記されず、すぐに決済されます。
確認のウィンドウです。
警告なしにすべての注文をキャンセルする
[すべての注文をキャンセルする]を選択した時に、確認のウィンドウが出るかの設定です。■にチェックを入れると、ウィンドウは表記されず、すぐにキャンセルされます。
確認のウィンドウです。
注文タイプ設定
注文タイプには3つの種類があります。
・市場
・逆指値
・指値
順に説明します。
市場
市場は成行注文のことです。損切と利食いをあらかじめ設定しておくと、クイックトレードで注文すると同時に、損切と利食いの注文が入ります。
利用したい項目にチェックを入れよう
■のチェックをクリックしすることで、「許容スリッページ」「損切り」「利食い」が利用できます。
許容スリッページについて
スリップの許容範囲を決めることができます。スリップとは表示価格と約定価格がズレる(スリップする)ことを指します。流動性が多い相場で起きやすいです。
許容スリッページを狭めすぎると、約定しない場合がありますが、意図しない約定を防ぐことができます。
具体的な数値の設定をしよう
「許容スリッページ」「損切り」「利食い」のPipsを設定することができます。
トレーリングストップを利用してみよう
■にチェックを入れることで利用できます。(損切りのチェックが入っていないと利用できません)
トレーリングストップについて
トレーリングストップの設定をすると、利益が出たら徐々に損切りをトレール(追いかける)し、損切りの場所を変更していきます。
例えば、15Pipsに損切りを入れて、トレーリングストップを入れたとします。利益が15Pips出たときには、損切りの位置は利幅を追いかけるように、建値付近まで損切りの位置を変更するということです。
逆指値
逆指値注文の際の設定で、損切と利食いをあらかじめ設定しておくと、クイックトレードで注文すると同時に、損切と利食いの注文が入ります。
ストップ注文[→]について
損切りやストップ注文には[→]のようなマークがあるのに気づいたでしょうか?
これは、「損切り注文」や「ストップ注文」の詳細な設定ができる機能です。クリックすることで[→][←][⇉][⇇]の4つのマークに変わります。
※損切りをベースにそれぞれ説明します。(ストップ注文の場合も内容としては、ほとんど同じです)
・[→]トレードサイド:損切が実行されるタイミングとして、
◦買いポジション=Bid値で損切り
◦売りポジション=Ask値で損切り
(ストップ注文の場合は、買いポジションの場合、ストップ注文がBid値で実行されます)
・[←]オポジットサイド:損切が実行されるタイミングとして、
◦買いポジション=Ask値で損切り
◦売りポジション=Bid値で損切り
・[⇉]ダブルトレードサイド:損切が実行されるタイミングとして、
◦買いポジション=損切りの価格よりBid値のティックが、2回続いて低くなった時に損切り
◦売りポジション=損切りの価格よりAsk値のティックが、2回続いて高くなった時に損切り
(ストップ注文の場合は、買いポジションの場合、エントリー価格よりも高いAsk値のティックが、2回続いて高くなった時に実行されます)
・[⇇]ダブルオポジットサイド:損切が実行されるタイミングとして、
◦買いポジション=損切りの価格よりAsk値のティックが、2回続いて低くなった時に損切り
◦売りポジション=損切りの価格よりBid値のティックが、2回続いて高くなった時に損切り
指値
指値注文の際の設定で、損切と利食いをあらかじめ設定しておくと、クイックトレードで注文すると同時に、損切と利食いの注文が入ります。
度の設定でも、最後は必ず[適用]を押し、反映させましょう。