ダウ理論

ダウ理論は有効なチャート分析方法です。

ダウ理論は、一見するとあいまいに感じるトレンドに対して明確な定義があります。

上昇トレンド: 高値と安値を切り上げている
下降トレンド: 高値と安値を切り下げている

そして、各トレンドはその定義が崩れるまで続くと唱えています。

フィボナッチリトレースメント

フィボナッチ数列に基づいて計算するテクニカル分析の一つです。

高値と安値の二つの点を結ぶ事により、抵抗・支持線となり得る場所が示されます。
61.80%, 50%, 38%のラインがよく意識されています。

ZigZagとフィボナッチリトレースメント

ZigZagとフィボナッチリトレースメントを組み合わせると、非常に明確なトレンドフォローのトレードができます。

トレンドの定義の再確認

ダウ理論によると、

上昇トレンドは高値と安値を切り上げており、下降トレンドは高値と安値を切り下げています。
そしてそれが続く限り、トレンドは続くというのがダウ理論の考え方です。

ダウ理論によるトレンドを見極める

その定義を基に、まずはZigZagを使いトレンドを見極めます。

ZigZagとダウ理論によるトレンド

緑色の四角で囲った場所をトレンドの起点と見る事ができます。

順調に切り上げていきましたが、ついに高値の更新に失敗しました。
すると赤色の四角で囲った場所で直前の安値が抵抗ラインとなり、明らかに上昇トレンドが終わったとわかる場面でした。

フィボナッチを使って戻しを待つ

フィボナッチリトレースメントはこのトレンドで綺麗に機能していた事がわかります。

61.8%で反転しています。

さらにその次の戻しでも、再び61.8%で反転しています。

再び61.8%で反転しています。

最後の高値の更新に失敗した場所も、61.8%で反転しています。
しかしその後、38%に頭を押さえられてしまいました。

再び61.8%で反転するも、38%を超えられませんでした。

安く買い高く売る

それが通貨であっても物であっても、ビジネスの基本は転売です。
安く仕入れ、高く売り、その差額が利益となります。

FXにおいては押し目買い・戻り売りがその転売に当たります。
Fibonacci ZigZagはZigZagの特性を活かして、ダウ理論に則ったトレンドを視覚的にわかりやすく表示します。
同時にフィボナッチリトレースメントの力を借り、その戻りを容易に見つけ出す事ができます。