配布ツールの説明

二本の水平線を使った資金管理

どれだけ資金があり勝ち続けていたとしても、資金管理のルールを徹底していなければたった一回のトレードで全資金を失うリスクが常にあります。
トレードの世界では9割の人が退場すると言われていますが、それは資金管理ができておらず、トレードが上達する前に資金を失い、トレードを続けたくても続けられない状況になるからだと考えられます。

cManagerを使えば、たった二本の水平線を利用する事により、徹底した資金管理を行う事ができるようになります。

cManagerの使い方


cManagerを起動するとツール本体と一緒に、水平線が二本表示されます。
水平線それぞれが利食いライン、損切りラインとなります。
ツール上部にある売りか買いボタンを選択し、注文ボタンを押すとその方向の成行注文が執行されます。

cTraderの成行注文と似た動作ですが、cManagerを使った成行注文ではロットサイズを変更する必要がありません。
事前に指定されたパラメーターに従い、cManagerが適したロットを示してくれます。

cManagerの機能

cManagerは資金管理の為のツールです。
資金管理の方法として、有効証拠金から見た割合か、金額を元にロットサイズを調節しエントリーする事ができます。
おまけの機能として、cTraderに搭載されているビジュアルバックテスティングモードでも動作させる事ができ、裁量トレードの練習にも使えます。

割合ベースでの資金管理

割合ベースでの資金管理では常に指定した割合の損失になります。
2%の割合とした場合、ストップの位置によってロットサイズが変わり、ストップがどこにあったとしても損失額は有効証拠金額の2%に収まるようにロットサイズが調節されます。

金額ベースでの資金管理

金額ベースでの資金管理では常に指定した金額の損失になります。
割合ベースと異なり、損失額は有効証拠金が増えようとも減ろうとも常に一定額になります。
損失額を常に10,000円とした場合、ストップの位置によって損失額がそのようになるようにロットサイズが調節されます。

リスクリワードの固定

ストップの位置によりテイクプロフィットの位置が自動的に定まります。
リスクリワード比を2とし、損切りの位置を-10pipsとした場合、利食いの位置は+20pipsとなります。
上記二ついずれかの資金管理方法と合わせる事により、資金を守りつつも損少利大を狙ったトレードが期待できます。

裁量トレードの練習


バックテストのビジュアルモードを利用し、過去のチャートで裁量トレードの練習をする事ができます。
ビジュアルモードは本来cBotのテストの為にあるものなので、巻き戻せなかったり、ポジション毎のクローズができなかったりと制限はありますが、自分の手法が過去の相場でどの程度通用するのかの確認には十分です。

資金管理の重要性


冒頭でも述べた通り、資金管理は手法よりもはるかに重要な要素です。
そもそもトレードをする理由はお金を稼ぐ為ですから、ついその稼ぐという部分に注目し、勝つ為の手法やインジケーターを漁ってしまいがちですが、トレードで最も大切なのはこの資金管理です。
なぜなら相場の未来を予測する事は誰にもできない中で、損失だけは唯一誰もがコントロールできる部分だからです。

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