cTraderを使うなら知っておきたい注文の種類や内容を解説
cTraderの利用期間が長い人でも、「部分決済注文」や「アドバンス設定」について知らなかったりします。注文の種類を知ることで、よりトレード戦略を立てることができます。
このページでは「cTraderの注文の種類や内容」について説明します。
注文についてはこちらのまとめ記事もオススメです。
具体的には、
・cTraderの注文
・細かな注文設定
の2つに分けて説明します。
目次
cTraderの注文
cTraderはいろいろな注文ができます。
・成行注文
・指値注文
・ストップ注文
・ストップリミット注文
・部分決済注文
・アドバンス設定
知っておきたい注文について、6つに分けて説明します。
成行注文
現在表示されている為替レートで売り買いする注文方法です。
■のチェックボックスを左クリックすることで、「許容スリッページ」「損切」「利食い」の設定ができます。
指値注文
レートをあらかじめ決めて発注できる注文方法です。
■のチェックボックスを左クリックすることで、「満期」「損切」「利食い」の設定ができます。「満期」はその注文の期限を設定することができます。
指値注文なので、買いポジションを注文したい場合には、現在のレートよりも低い位置に、「指値」を設定することで利用できます。
ストップ注文
逆指値注文のことを指し、レートをあらかじめ決めて発注できる注文方法です。
■のチェックボックスを左クリックすることで、「満期」「損切」「利食い」の設定ができます。
逆指値注文なので、買いポジションを注文したい場合には、現在のレートよりも高い位置に、「逆指値」を設定することで利用できます。
ストップリミット注文
逆指値注文に指値注文を組み合わせた注文方法で、ストップ注文より正確な注文ができます。
■のチェックボックスを左クリックすることで、「満期」「損切」「利食い」の設定ができ、リミットの範囲を設定することができます。
通常の逆指値注文は、注文時には成行注文として処理されますが、ストップリミット注文を利用すると、注文時に自ら設定した範囲以外での注文を約定しないようにできます。
逆指値注文なので、買いを注文したい場合には、現在のレートよりも高い位置に、「逆指値」を設定することで利用できます。
部分決済注文
保有しているポジションの部分決済ができます。
ディレクションを設定することで、途転(ドテン)注文することができます。
アドバンス設定
チェックボックスにチェックを入れることで、利食いや損切りの細かな設定ができます。
利食いについて
「利食い1~4」
最大4つの利食いポイントを増やすことができます。それぞれに「Pips」と「決済される取引枚数」を設定することができます。
「残玉取引数量」
アドバンス設定で設定した利食いが成功したあとの、残りの取引数量を示しています。
損切りについて
「追加」
利益が出たときに損切をどこに設定するかを設定できます。0なら建値に設定されます。
「含み益時にトリガー指定」
トリガーとして設定した数値で損切を変更することができます。
※アドバンス・損切りは、cTraderがインターネットに接続され、起動している状態でのみ作動します。
細かな注文設定
cTraderはそれぞれの注文に細かく設定することができます。
・許容スリッページ
・ストップ注文や損切りの隣にある「→」
の2つに分けて説明します。
許容スリッページ
許容スリッページは、スリッページの許容範囲を設定できます。
スリッページとは「注文価格と約定価格の差」のことを指します。流動性がある相場状況だと、「注文した価格」と「約定した価格」が違うことがあります。許容スリッページは、どれだけその違いを許容するかを設定することができます。
ストップ注文や損切りの隣にある[→]
これは、「損切り注文」や「ストップ注文」の詳細な設定ができる機能です。クリックすることで[→][←][⇉][⇇]の4つのマークに変わります。
※損切りをベースにそれぞれ説明します。(ストップ注文の場合も内容としては、ほとんど同じです)
・[→]トレードサイド:損切が実行されるタイミングとして、
◦買いポジション=Bid値で損切り
◦売りポジション=Ask値で損切り
(ストップ注文の場合は、買いポジションの場合、ストップ注文がBid値で実行されます)
・[←]オポジットサイド:損切が実行されるタイミングとして、
◦買いポジション=Ask値で損切り
◦売りポジション=Bid値で損切り
・[⇉]ダブルトレードサイド:損切が実行されるタイミングとして、
◦買いポジション=損切りの価格よりBid値のティックが、2回続いて低くなった時に損切り
◦売りポジション=損切りの価格よりAsk値のティックが、2回続いて高くなった時に損切り
(ストップ注文の場合は、買いポジションの場合、エントリー価格よりも高いAsk値のティックが、2回続いて高くなった時に実行されます)
・[⇇]ダブルオポジットサイド:損切が実行されるタイミングとして、
◦買いポジション=損切りの価格よりAsk値のティックが、2回続いて低くなった時に損切り
◦売りポジション=損切りの価格よりBid値のティックが、2回続いて高くなった時に損切り