VPS契約とcTraderで自動売買する方法【VPS:ABLENET】
VPS契約と聞くと、少し身構えてしまうかもしれません。実際に説明の手順を踏んで設定してみると、子供でも登録できるくらいに簡単です。
このページでは「VPS契約とcTraderで自動売買する方法」について詳しく説明します。
具体的には、
・VPS契約について
・VPSでcTraderを起動する方法
・cTraderで自動売買する方法
・Windowsのアップデートについて
に分けて説明します。
目次
VPS契約について
VPS(Virtual Private Server)とは、「仮想専用サーバー」のことを指します。自動売買で取引することにおいて、VPSはとても重要な役割を果たします。
なぜなら、自動売買のプログラムは、cTraderを常に起動する必要があるからです。VPSを用意しなくても、家にあるパソコンで自動売買することもできますが、とても現実的ではありません。
というのも、停電など起きた際にうまく損切りが入らず、損失を出してしまう、ということも考えられるからです。
VPSは24時間365日の運用が想定されているため、多少のことでは、VPSの動作が停止することはありません。安全な取引をするのであれば、VPSは必要不可欠といっても過言ではないでしょう。
VPSの料金は、月々2000円前後とお金はかかります。しかし、自宅のパソコンをつけっぱなしにする電気代や安定性などを考えると、VPSを利用することの方がメリットが大きいでしょう。
ですので、自動売買する際には、必ずVPSを用意してから取引しましょう。
なぜ、ABLENETなのか?
ABLENETは20年以上続く老舗のレンタルサーバー会社です。VPSに関して実績があり、信頼性があります。
ABLENETをオススメする一番な理由は、設定がとても簡単なことです。ABLENETに申し込みをした後に、送られてくるメールの「IPとPW」をパソコンに入力するだけで、すぐにVPSの利用ができます。ABLENETのプランによっては、馴染みのあるWindowsOSが利用できるため、普段通りの操作感覚でVPSが利用できます。
加えて、スペックに対する料金を比較した時に、ABLENETは他社と比べて料金が安いのも魅力の一つです。
下記の画像は各会社の料金表で、「メモリ2GB」を基準に枠線で囲っています。
(画像クリックで拡大、名前クリックで各サイトへ)
当サイトでは、スペックが良く、料金の安い『ABLENET』のWin2プランをオススメしています。
SSDにするとVPSの起動が早くなりますが、HDDでもcBot等の動作に不都合はありません。
VPSでcTraderを起動する方法
VPSでcTraderを利用するためには、リモートアクセスする必要があります。
・リモートアクセス
・cTrader起動までの手順
の2つに分けて説明します。
リモートアクセス
『ABLENET公式サイト リモートデスクトップ設定』でも同様の内容が説明されています。
手順
①リモートデスクトップ接続
②オプションの表示をクリック
③[全般]タブ内の各項目を入力し[接続]をクリック
④パスワードを入力し[OK]をクリック
[Windowsアイコン]→[検索:リモートデスクトップ]→[リモートデスクトップ接続]
※Windows10であれば、スタートメニューが開いている状態で、キー入力すると検索欄が出現します。
❷手順2/4
オプションの表示をクリック
❸手順3/4
[全般]タブ内の各項目を入力し[接続]をクリック
①ABLENETから送られてくるメールに「コンピュータ xxx.xxx.xxx.xxx」と記載されますので、「.」を含む、数字を入力します。
②同様に「ユーザー名」も入力します。
③[接続]をクリックします。
※[接続設定]の中にある[名前を付けて保存]を選択すると、保存先にショートカットが作成され、即座にログインすることができます。
ABLENETから送られてくるメールに、「初期パスワード xxxxxx」と記載されてますので、欄にパスワードを入力しましょう。
※接続時の認証エラーについて
特に問題はないので、[はい]を選択しましょう。ポップアップを表示させたくない場合、『ABLENET公式サイト リモートデスクトップ設定』に設定方法が記載されていますので確認してください。
このように、ウィンドウが出てくれば、VPSのパソコンを遠隔操作することができます。
cTrader起動までの手順
手順といっても、WindowsOSなのでcTraderの起動はとても簡単です。
手順
①インターネットに接続し、Axiory公式サイトを開く
②cTraderをダウンロード
③インストールと起動
❶手順1/3
インターネットに接続し、Axiory公式サイトを開く
[Windowsアイコン]→[Internet Explorer]
警告等が出ますが、問題ないので[OK]または[追加]をクリックします。
❷手順2/3
cTraderをダウンロード
Axiory公式サイト内の[お取引ツール]→[cTrader]からダウンロードします。
※警告について
再度、警告が出ますが、問題ないので[追加]をクリックします。
[保存]を選択しましょう。
※[保存]を選択した後[実行]を選択するとそのままcTraderのインストールが開始されます。
❸手順3/3
インストールと起動
ダウンロードフォルダにある「axioryCTsetup」をダブルクリックし、インストールしましょう。起動する際は、デスクトップに「Axioryのショートカット」が作成されているので、そこから起動できます。
cTraderで自動売買する方法
・cBotの入手
・売買の手順
に分けて説明します。
cBotを入手
cBotの入手方法としては『公式サイト cBots』から入手することができます。
また、Forextech独自で作成したインジケーターやcBotを無償で公開しています。
入手方法についてはこちらの記事をどうぞ
入手した「.alogファイル」はクリックすることでcTraderに追加することができます。
売買の手順
手順
①インスタンスの追加
②各項目を設定し、起動ボタンをクリック
❶手順1/2
インスタンスの追加
[Automateタブ]→[cBot]を開き、通貨ペアを選択します。
❷手順2/2
各項目を設定し、起動ボタンをクリック
起動ボタンをクリックすると、色が赤に変わります。赤色の状態がcBotの稼働状態を示します。
Windowsアップデートについて
VPSのWindowsOSなので、定期的なアップデートがあります。再起動される恐れがありますので、更新プログラムが自動的にインストールされるのを防ぐために、事前に設定しておくといいでしょう。
Windows更新プログラムの設定手順
手順
①コントロールパネルを開き、”Windowsの機能の有効化または無効化”をクリック
②ローカルサーバーを選択し、”Windows Updateを使用して更新プログ…”をクリック
③設定の変更を選択し、更新プログラムの設定を変更する
❶手順1/3
コントロールパネルを開き、”Windowsの機能の有効化または無効化”をクリック
デスクトップ左下にあるWindowsボタンからコントロールパネルを呼び出します。クリックするとサーバ-マネージャーが起動します。
❷手順2/3
ローカルサーバーを選択し、”Windows Updateを使用して更新プログ…”をクリック
ローカルサーバーをクリックします。画像クリックで拡大できます。
❸手順3/3
設定の変更を選択し、更新プログラムの設定を変更する
設定の変更をクリックします。更新プログラムの設定を自動更新から手動に切り替えます。最後に[OK]をクリックし適用すれば設定が変更できます。
以上がVPSで自動売買する方法についてでした。