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ダウ理論とは?理解するだけで投資で成功する確率が高くなる

「ダウ理論ってなんだろう」
「トレードの方向性ってどうやって判断したらいいんだろう」

という方に向けて記事を書いています。

ダウ理論くらい熟知しているという方にも、ぜひ読んでほしい内容です。
人間は忘却の生き物、どんなに完璧に内容を覚えられたとしても、次第に忘れ、変化していきます。

人間の記憶は、何度も繰り返すことで初めて定着します。
何度でも見返せるように、図で解説していますので、さらっとでも読んでいただけると幸いです。

記事の内容は、

ダウ理論のルールについて

説明しています。

ダウ理論について

なぜ投資においてダウ理論が重視されるのか?

それは、市場の値動きを評価するための理論として多くの投資家が利用しているからです。

チャートに表示されるろうそく足はすべて投資家たちの売買をもとに作られています。投資家たちがダウ理論に基づいた取引を行うと、チャートの形もダウ理論に沿ったものに近づきます。

すると、「次のチャートの形もダウ理論の通りになるのではないか」という推測ができるようになります。チャートの未来を予測するのに効果的なため、ダウ理論は重要視されています。

ダウ理論は6つのルールから構成されています。

1.平均はすべて事象を織り込む
2.トレンドには3種類ある
3.主要トレンドは3段階からなる
4.平均は相互に確認されなければならない
5.トレンドは出来高でも確認されなければならない
6.トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

の6つです。各内容をわかりやすく説明します。

1.平均はすべて事象を織り込む

経済指標や災害などの不測な事態も、すべてがチャートの価格に織り込まれているという内容です。

ありとあらゆる経済情報が、チャートの価格に影響を及ぼします。そのすべてを理解することはとても難しく、正解など存在しません。
だったら初めからチャートだけを分析して、流れを読み取る方がよっぽど簡単で論理的です。

たしかに、ファンダメンタルな要素がチャートに多大な影響を与えることもあります。
過去にあった、EU離脱やトランプ大統領の当選なども、為替相場や株式市場に多大な影響を与えました。しかし、どのような要素も最終的にはチャートに反映されていきます。

※下記の画像は、EU離脱時のチャートです。(2016年6月)

EU離脱という、ファンダメンタル的な要素によって下落しています。ダウ理論ではこの価格の暴落は、大きな時間軸での戻り売りという解釈になります。

このようなチャートの変化を経済情報から読み取ることはとても難しいです。

最終的に、すべてが価格に織り込まれるから、ダウ理論では価格だけに着目する、ということですね。

2.トレンドには3種類ある

トレンドには、「長期」「中期」「短期」の3種類があるという内容です。

相場は、大きい波の中に小さい波が存在します。

波の反転部分を例に説明すると、「長期の流れ」の中に「中期の流れ」が存在し、「中期の流れ」の中に「短期の流れ」が存在します。

3.主要トレンドは3段階からなる

トレンドには、先行期、追随期、利食い期の3つの段階があるという内容です。

先行期

仕込みの段階で、上昇トレンドや下降トレンドが終わるという判断をした投資家が、先行するように売買をする期間

追随期

トレンドの転換や反転のサインを確認した投資家が、先行期で売買をした投資家に追随する形で、売買する期間

利食い期

先行期の投資家などが、価格が伸びるのを確認して、利益の確保に入り始める期間

4.平均は相互に確認されなければならない

関連する複数の通貨ペアでトレンドが発生していれば、必然とそのトレンドは確かなものに近づく、という内容です。

例えば、
EUR/USDでトレンドを確認した時、AUD/USDやGBP/USDなどの通貨ペアでも同様にトレンドが発生していると、EUR/USDのトレンドに対する信頼性が増すということです。

ダウ理論はそもそも株式市場を軸にして考えられている理論です。「平均」というのも、日経平均株価やダウ平均株価から来ています。
株式での理論をFXに応用しているという形なので、FXで平均を相互で確認する場合は、通貨ペアでの相互関係を確認するという方法をとります。

5.トレンドは出来高でも確認されなければならない

トレンドは出来高にも影響を及ぼすという内容です。

トレンドが生まれている通貨は、出来高が増える傾向にあり、エントリーする際に出来高を確認することで、より優位性の高いトレードが可能です。

「cTrader」であれば、板情報から出来高を確認することができます。

「cTrader」についての詳しい内容も紹介しています。

6.トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

反転するシグナルが出るまでは、トレンドは継続するという内容です。

そのままですね。おそらく気になるところは、「トレンドが反転するシグナルはなにか」だと思うので説明します。

反転するシグナルは、
上昇トレンドの場合は、最高値を更新できず、安値を切り下げたタイミング
下降トレンドの場合は、最安値を更新できず、高値を切り上げたタイミング
になります。

反転するシグナルが出ると、トレンドは終了となります。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回はダウ理論についての記事でした。

内容を簡単にまとめました。

まとめ・すべての事象は価格に織り込まれていて、ダウ理論は価格だけに着目した理論である

・トレンドには波の中に「波」が存在し、「長期」「中期」「短期」の3種類がある

・トレンドは「仕込む期間」「価格が伸びる期間」「利益を確保する期間」の3段階がある

・関連する通貨ペアでのトレンドが発生していると、トレンドに信頼性が増す

・トレンドが発生していると、出来高にも影響している

・反転するシグナルが出るまで、トレンドは継続する

トレードをする際に基準となるものを定めておくことで、トレードに一貫性を持たせることができます。
その中で、優位性のあるトレードルールを作り、実行することが投資の世界で勝つ方法です。

ダウ理論をメインにした手法も紹介しています。

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